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ミュシャ展、圧巻。

ミュシャ展、写真撮影可能だったところの画像。素晴らしかった。

東京通院の翌日、4月8日。

今回のメイン・イベント、国立新美術館開館のミュシャ展に突撃。

去年からずっと楽しみにしてたのだ、そのために朝からのユーウツなMRIにも耐えた。

……元を取るべく、がっつりと楽しんでまいりました♪

ミュシャは昔、バブル時代に、日本橋高島屋で見たのが最初。

流麗な流れるような描線と抑えられた色調、女性の曲線的なポーズ。

あたしは、サラ・ベルナールの舞台ポスター「王女メディア」に惚れ込んだ。

http://www.salvastyle.com/menu_symbolism/mucha_medee.html

新国立美術館ミュシャ展のHPはこちら

http://www.mucha2017.jp/slav/index.html

HP読んでもらえばわかるけど、今回は、何と言っても《スラヴ叙事詩》がメイン。

で、あたしは、《スラヴ叙事詩「原故郷のスラヴ民族」》に尽きるんだと思った。

http://www.mucha2017.jp/slav/intro.html#link

実際の画像には圧倒された。

空の上の星々が淡く瞬く、を、象徴的に描く筆致は、ポスターの、王道のミュシャっぽさ。

人物の筆致は写実的。そして右側のスラヴ民族を象徴する少女の目。

そして《スラヴ民族の賛歌》で、勝利のビジョンを歌い上げた。

フランス・アメリカでの成功を捨ててでも、この人はスラヴを救いたかったのだ。

だからこそ、今のチェコ外務省も撮影可の最後にこの絵を入れたのだと思う。

3階は

サラ・ベルナールの舞台ポスターは素敵。

素敵なものはお金を生み出す。商業主義的。誰でも出来る事じゃない。

彼の絵がお金を生み出したのは当然だけど「お金のにおいのしないミュシャ」にはやられた。

国を愛するというのは尊いのだな。民族主義ってこんな感じなのかな。

ミュシャが心から望んだ理想を絵にしたのだ、という気持ちが痛いほど伝わった。

でもって、今回28年ぶりに再会をした「王女メディア」

印象が記憶と違っていて、少しびっくり。

ずっと「狂気と快楽と絶望の表情」と思っていたのだけど

今回みたメディアの目には、女性らしい哀しみの表情がありました。

かわいそうな女。かわいそうな魔女。

…これは年齢で感じるものが変わったせいかなあ。

好きだった絵、好きだった文学は、もう一度しっかりと読まねばならない。

そんな気持ちになった絵画展でした。